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テレビを見れば,中国の反日デモのニュースばかり。暴徒化した人民が,日系企業の工場に火をつけたり,店舗を破壊し,平然と商品を略奪している画像が流れている。ある大手スーパーの損害額は24億円だとか。ただ,そこまでして中国経済・中国市場に頼っていかなければならない日本はどうなのか。
経済重視の政策により,国内産業を衰退させ,多くの失業者を生み出してまで安い労働力を求めて中国をはじめとするアジアへの企業進出を進めた結果がこれなのだろうか。中国はとてつもなく大きく,おいしい市場であることには違いないが,これからも一度や二度ならずひどいやけどを負わされる覚悟をしておく必要があることは間違いない。
被害に遭われた中国在住の日本人にはお気の毒だが,自国にとって都合のいい理屈だけ述べて,我儘を通し,利権を主張する国際社会の一員として未成熟な中国社会にあって,今回のようなことはある程度予測できたことではないか。デモがおさまるにはもうしばらくかかるだろうが,事態が沈静化し通常の企業活動が再開されるとまたきっと同じことの繰り返しだろう。